Research Portfolio

タイミングをデザインして
身体にやさしい驚きをつくる

小さな介入で身体のリズムを整え、思わず笑顔になる動きを引き出す。
「走行支援」「学習の感覚」「共創プロトタイピング」を軸に、人とテクノロジーをつなぎ直しています。

  • Human Augmentation
  • Timing Control
  • Assistive Prototype
  • Warm UX
📍 北海道大学 ヒューマンセントリック工学研究室 🧠 キーワード:走行支援 / 同調制御 / Human Augmentation
身体動作の研究風景
動きを可視化しながら、「驚き」と「安心」のバランスを探る実験風景。
Smart Suit コンセプト
Smart Suit:タイミングのみで支えるアシスト。
ヒト-デバイス間相互作用のスケッチ
力の大きさ以上に、ヒト-デバイス間の発揮力ピークタイミング差がパフォーマンスに影響。

Focus Areas

ヒトの走行経済性変化機序のモデル化に向けた3つの探究領域

ロボティクスやバイオメカニクスを基盤に、3つの観点から研究を進めています。

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剛性変化要因の分析

ヒトのランニング中で1つのパフォーマンス指標となる接地剛性や、上-下半身間のエネルギー伝達に重要な体幹回旋剛性の変化要因を分析。

  • モーションキャプチャ
  • スマートスーツによる走行介入
  • 介入力の大きさとタイミングに着目

タイミングをデザインする

力ではなく“タイミング”を調整するアシストを開発。軽やかな介入で、身体が自然に動き出す瞬間をつくります。

  • Smart Suit / パッシブアシスト
  • 同調制御アルゴリズム
  • 驚きと安心の評価指標
🤝

チームで共創

産業技術総合研究所とともに共同研究

  • 充実した実験設備

Methods & Tools

得意なこと・よく使う道具

感覚をつかむ計測、やさしい言葉への翻訳、遊び心のあるプロトタイピングが持ち味です。

身体計測 & 観察

モーションキャプチャや床反力計を用いた身体のリズム計測。感覚的な言葉とデータを組み合わせて読み解きます。

  • OptiTrack / Vicon
  • 床反力 & 筋電計測
  • Walk/Run 実験設計

タイミング制御 & 同調設計

人とデバイスの“ちょうどいい”タイミングを模索。パッシブな機構と数理モデルを組み合わせたアシストを設計します。

  • Smart Suit 設計
  • 同調アルゴリズム
  • MATLAB / Python

伝わるプロトタイピング

専門外の方とも共感できるよう、イラスト・映像・物語を添えてアシスト体験を形にします。

  • Figma / Notion
  • Unity × EVMC4U
  • イラストレーション

Research Journey

歩みとこれから

同調制御のメカニズム解明から、実際に人が使いたくなるプロトタイプづくりへと研究を広げています。

2022

Smart Suit のアシスト機構を確立

床反力と接地剛性に着目し、「軽い介入で走行が楽になる」メカニズムをモデル化。

2023

実験と遊び心の両立を模索

モーションゲームや会話ボットなど、研究成果を伝えるためのインタラクティブコンテンツを制作。

2024

共創ワークショップを開始

アスリートや地域の方々と共に、驚きと安心を両立させたプロトタイピング手法を開発。

Next

用途に合わせた “やさしい驚き” の設計

医療・スポーツ・教育など、現場ごとの身体感覚を尊重したアシストの可能性を広げていきます。

「驚き」と「安心」を届けるプロジェクトを、ともに。

共同研究・講演・ものづくりワークショップなど、お気軽にご相談ください。専門用語を噛み砕きながら、温かく伴走します。